先日『本質学研究』第8号の合評会がありました。
自分は今回、キリスト教の思想の初めの成立過程(ギリシア教父の段階)に着目し、「語りえないもの」をめぐる言説がどのような理由で要請され、どのような形で展開したのか、その本質的な構造に関する文章を書きました。
https://wesenswissenschaft.wordpress.com/『本質学研究』/#no8
論文へのリンク:https://wesenswissenschaft.files.wordpress.com/2020/11/05_s.hirahara08.pdf
有益なコメントもいただくことができ、とても参考になりました。
特に、語りえないものの観念が、近代以降のキリスト教においてどのように展開していくのかについては、今後の仕事を通じてきちんと確認しなければならないという思いを強くしました。
まだまだ修行不足です。今後も精進していきます。